今年の桜は長い間楽しむことができましたが、季節外れの雪に驚かされた4月でもありました。
読む本の冊数はどんどん減っています💦。
平成最後の月に読んだ本を紹介します。
「最後の授業 ぼくの命があるうちに」
カーネギメロン大学には、「命を終える時に行う最後の授業」という仮定で行われる名物講義がありました。2007年、偶然にも末期ガン余命3〜6ヶ月を宣告されたランディ教授がその講義をする事となりました。講義の様子はインターネットでも動画配信され大きな話題となったそうです。
読みながら色々な事を考え、改めて生きることの意味を問われたように思いました。
「面白いお話、売ります」この本は、7人の作家の短編集です。
伊坂幸太郎さんと有川浩さん以外は初めて出会う作家さんでした。
①伊坂幸太郎の「首切り男の周辺」
疑う夫婦、間違われる男、いじめられている少年、首切り男って?…期待どおりおもしろかったです。
自転車ロードレースの中でのそれぞれの思い、サクッと読めました。石尾さんカッコいい!
③有川浩「ストーリー・セラー」
"あなただけの作家"が旦那さんと出会い、思考すればするほど脳が劣化する病に侵されても書き続け…有川さんの優しい表現と物語に切なくて涙してしまいました。
④米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」
⑤佐藤友哉「333のてっぺん」
333mの東京タワーのてっぺんで男が死んだ…
⑥道尾秀介「光の箱」
圭介はイジメを紛らわせるために書いていた童話「赤鼻のトナカイ」。弥生はそれに絵を描いて絵本に…
ちょっと切ないけど暖かさも感じる物語でした。
⑦本多孝好「ここじゃない場所」
瞬間移動のできる秋山はじめ怪しい4人組…楽しく読めました。
「年齢は捨てなさい」
年齢にとらわれないで自由で充実した人生を送るヒントが詰まった一冊と紹介されています。
年齢を意識しすぎることは自分の可能性や生き方を狭める事になります。
それでも、登山と一緒で下りは意識しながら自分のことは自分で管理しながら下っていくことの大切さも書かれています。
「だって だってのおばあさん」
82歳の下重さんの本を読んで、思わずこの絵本を思い出しました。
毎日ねこがさかな釣りに誘いますが「だって私は98だもの」と断ります。
99歳のお誕生日に、ねこはロウソクを買いに…途中で転んで残ったのは5本だけ。
おばあさんは5本のロウソクでお祝いします。「 1,2,3,4,5!5さいの誕生日おめでとう」
次の朝、ねこがさかな釣りに誘います。
「だって私は5さいだもの…、あら、そうね!さかなつりにいくわ」
…その後とても楽しそうなおばあさんが描かれています。